「リサイクル着物の選び方がわからない」「失敗しそう」と不安に感じてませんか?
リサイクル着物の選び方にはコツがあり、お店選びとサイズに気を付ければOKです。
今回は、リサイクル着物の失敗しない選び方について詳しく解説します。
目次
リサイクル着物をおすすめする理由
価格が手ごろ
なぜ着物初心者の方にリサイクル着物がおすすめかというと、価格が手ごろだからです。
数千円〜3万円以下ぐらいで手に入ります。
新品の反物から着物を仕立てる場合は、反物代+加工代(糊落とし、パールトーン、紋入れなど)+裏地代+仕立て代がかかってしまいます。
反物代だけで確認したときよりけっこうお金がかかったなぁ…と思うこともしばしば。
せっかく誂えたのに合わなくて着なかったとなるととてももったいないので、まずは手頃なリサイクル着物から始めて着物について勉強するのが失敗が少ないと思います。
すぐ手に入って、すぐ着られる
よし、着るぞ!と思い立ったものの、呉服店で着物を仕立てれば手元に届くまでに約2~3ヶ月かかります。
しかし、リサイクル着物はすでに仕立て上がっているので手に入ったその日から着ることができます。
やる気がしぼむ前に着物が手に入るので、その気持ちを継続させやすく、着物への情熱もより高まっていきやすいです。
リサイクル着物の失敗しない選び方<お店選び編>
サイトが見やすい
では、リサイクル着物を選ぶ際に重要なことは何でしょうか。
リサイクル着物の失敗しない選び方で重要なことの一つは、リサイクル着物を販売するお店選びです。
リサイクル着物を販売するお店はたくさんありますが、そのなかでもサイトが見やすいお店はおすすめで、顧客目線になって作ってくれているので信用がおけます。
サイトが見やすいお店のポイントは以下の通りです。
①サイト構成がシンプル
②商品のカテゴリー分けが明確
③商品画像がきれいで、一点の着物に対して数枚写真が掲載してある
リサイクル着物を選ぶときには商品が探しやすく、写真をきれいに撮っているサイトを選びましょう。
寸法・状態・年代が書いてある
リサイクル着物は仕立て上がりがほとんどなので、寸法がとても大事になり、シミやキズなど、中古品ならではの欠点を明確に記載してあることも重要です。
そういった細かな情報(寸法・状態・年代)をきちんと調べて記載してあるお店は信用できます。
そのサイズをもとに自分のサイズに近いものを選べば失敗は少ないです。
着物や帯のキズ・汚れの位置を確認できる
前述したとおり、リサイクル着物はキズやシミ、汚れがあることが多いです。
商品によっては本当に目立たない部分にキズがある場合もありますし、どう着ても隠れない部分に汚れが出てしまっている場合もあります。
キズやシミ、汚れを包み隠さず、写真やイラストでどこにあるか、どのような汚れかを記載しているお店を選びましょう。
返品可
モニター上ではよかったけれど届いたら色が少し違った、シミが目立っていたということもあります。
期待していた商品と違っていた場合に返品ができるかどうか、必ず購入する前に確認しましょう。
「返品は受け付けません」としている店も多いです。
中古品なのでしょうがないかもしれませんが、返品を受けつけてくれる店のほうが親切です。
リサイクル着物の失敗しない選び方<サイズ編>
自分の寸法に近いものを選ぶ
リサイクル着物は寸法がバラバラなので自分のサイズに近いものを選ぶことが大事です。
柄や色を気に入っただけで買ってしまうと、「着てみたらおはしょりが出ない!」「袖が短い!」なんてことになってしまいます。
ですので、リサイクル着物を買う前にまず自分のサイズを測って把握しておきましょう。
着物の各パーツの名称
リサイクル着物を購入するときによく参考にする部位(パーツ)をご紹介します。
このなかでも特に、身丈、裄、袖丈、前巾、後巾を重視すれば大丈夫です。
【身丈】
出来上がりの着物の肩山から、もしくは背中心(背縫いと衿の交差点)から裾までの長さ。
肩山からなのか背中心からなのかは各サイトによって方針が違うので必ず確認しましょう。
【着丈】
長襦袢やコートの肩から裾までの長さ。
長襦袢やコートはおはしょりがないので、着物の身丈よりも短いです。
【裄(ゆき)】
背中心から袖口の長さ。着物を平たく広げ、背中心から袖口の端に定規を当て、斜めに測ります。
肩巾と袖巾を合わせた寸法でもあります。
【肩巾】
背中心から袖付までの長さ
【袖巾】
袖の横巾(袖付~袖口)
【袖丈】
袖の縦巾。現代の標準寸法は1尺3寸
【前巾】
体の前面にくる部分の身頃(衽~脇線)
【後巾】
体の後面にくる部分の身頃(脇線~背縫い)
リサイクル着物は選び方を知れば、価格以上のものが手に入る!
ぜひお気に入りの一着を
リサイクル着物の失敗しない選び方は、お店選びとサイズ確認が大きなポイントでした。
このポイントをしっかり押さえてリサイクル着物を探せば、きっと自分に合う素敵な着物に出会えますので、気長に探してみてくださいね。