神戸のアトリエで作られる大人気のシューズ・VIEILLE(ヴィエイユ)。
関連記事でその履き心地の良さについてお伝えしました。
VIEILLEのcinq(サンク)というフラットシューズを何度か履いて、少し汚れてきたのでお手入れをしました。
cinqはカーフスキンという本革が使用されているので保湿もできるお手入れをするときれいに長持ちします。
今回は、実際に行なったVIEILLEのcinq(サンク)のお手入れ方法をお伝えします。
目次
準備するもの
お手入れ道具
VIEILLE(ヴィエイユ)の靴をお手入れするうえで用意したものはこちらです。
・汚れてもいい布(Tシャツなどの生地、靴下など)
・ラップ
手入れの道具をお持ちでない場合、一つ一つそろえるのは大変なのでセットがおすすめです。
靴磨きの本
本革のお手入れは正しい手順を学べる『靴磨きの本』を参考にしました。
写真付きで詳しくお手入れ手順と必要な道具を説明してくれるのでわかりやすいです。
VIEILLE(ヴィエイユ)・cinqのお手入れ
お手入れ前の状態
購入してから数カ月経ち、4・5回履いているので汚れが少しついています。
ですので靴についた汚れやほこりを取り除き、クリームを塗って補色と保湿をします。
お手入れ(1). 靴のほこりを落とす
まず、靴に付着しているほこりを馬毛ブラシで払います。
馬毛は毛がしなやかで柔らかいので、靴の継ぎ目など細部にまで毛が届き丁寧にほこりが落とせます。
靴全体をしっかりブラッシングします。
靴底も水で濡らした布で拭いておきます。
拭くだけでさっぱりと、簡単にきれいになります(写真左)。
お手入れ(2). クリームを塗る
シュークリームを塗ることで靴の補色と保湿をすることができます。
今回は、Columbus(コロンブス) シュークリームを使用しました。
クリームのおかげで汚れがついて色が変わった部分もきれいな色に直ります。
指かクリーム用ブラシでクリームを塗ります。
指はそのまま塗ると指先が真っ黒になってしまうので、ラップで指を巻いちゃいましょう。
そうすることで指が保護できます。
ラップを巻いてクリームを取り、靴にのせます。
指でなでるように靴全体にクリームをまんべんなく塗り込んでいきます。
履きジワやキズがある部分は特にしっかり塗りましょう。
注意点は、VIEILLE(ヴィエイユ)のフラットシューズは中が白いのでうっかり黒いクリームをつけないこと。
クリームがついてしまうと取れないので気をつけましょう。
片方だけクリームを塗り終えました(写真左)。
マットな黒になり、ツヤがあまりありません。
ツヤは後の工程でクリームを拭き取ると元に戻るのでご安心ください。
お手入れ(3). 豚毛ブラシでクリームをなじませる
クリームを指で塗り終えたら、豚毛ブラシでクリームをなじませます。
こうすることで革の細部までしっかりとクリームを浸透させることができます。
靴の形に沿って、全体的にブラッシングしていきます。
お手入れ(4). 余分なクリームを拭き取る
クリームをなじませたら、あとは残っているクリームを拭き取ります。
たっぷりとクリームを塗りましたが、拭き取れるのはこれぐらい。
クリームはしっかり浸透しているようです。
クリームを拭き取り終えると先ほどまでなかったツヤが蘇ります。
これでほぼ完成です。
お手入れ(5). 防水スプレーをかける
ツヤ革の靴の場合はワックスも塗りますが、VIEILLE(ヴィエイユ)のフラットシューズはマットな質感なのでワックスは塗りません。
最後にAMEDAS 防水スプレーをかけて、雨水が染み込むのを防ぎます。
これでお手入れ完了です。
お手入れは簡単!長く使うためにこまめにメンテナンスをしよう
ご紹介した工程を終えるまで約15分ほどで、お手入れ前は茶色く汚れていた部分も黒くなり、汚れがわからなくなりました。
そんなに難しくないですし、時間もかからずお手入れできます。
丁寧にお手入れすることで汚れが取れて新品のような質感がよみがえりますよ。
大事な靴なので、こまめにお手入れして長く使ってあげましょう。
お手入れ道具をひとつひとつそろえるのが大変な方は、セットがおすすめなのでぜひお試しください。