LEMAIRE(ルメール) / ユニクロユーでも魅了、計算された美しい服

LEMAIRE(ルメール)といえば、ユニクロとのコラボライン「UniqloU(ユニクロユー)」で有名です。

では、ルメール自体がどのようなブランドかご存知ですか?

 

パリコレでは常連の人気ブランドであり、その洗練されたスタイルに多くのファンがいます。

デザイナーのChristophe Lemaire(クリストフ・ルメール)は自身のブランドだけではなく、エルメスのディレクターまで務めた実力者。

 

そのような人物がファストファッションの代名詞であるユニクロとコラボすることはかなりセンセーショナルな出来事でした。

今回はそのルメールについて、理解を深めたいと思います。

 

LEMAIRE(ルメール)とは?

デザイナー・クリストフ・ルメールについて

フランス・ブザンソン出身。

現在、パートナーのサラ リン・トランとともにルメール全般のデザインを行う。

文学を専攻後、ファッションに転向。アトリエ・セーブル卒業後、ティエリー・ミュグレー、イヴ・サンローランのデザインスタジオで研鑽を積む。

 

1986年~1990年、ジャン・パトゥ、クリスチャン・ラクロワのアシスタントとして活躍。

1987年にはギャラリーラファイエット財団賞、Andam賞を2度受賞。

2002年にラコステのアーティスティックディレクターに就任した際には自身のブランドを休止させて集中的に取組み、ブランドの再建に貢献。

 

ブランド履歴

1991年、「Christophe Lemaire(クリストフ・ルメール)」設立。レディースコレクションを発表。

1994年、メンズコレクションを発表。

2002年、デザイナーがラコステのアーティスティックディレクターに就任。その間、自身のブランドを休止。

2006年、ブランド再開。同年6月には、初めてのブティックをパリのマレ地区にオープン。

2011年秋冬コレクションより、デザイナーがエルメスレディスウェアのアーティスティックディレクターに就任のため、休止。

2015年、ブランド名を「Christophe Lemaire(クリストフ・ルメール)」から、「Lemaire(ルメール)」に変更。

2015年、ユニクロとのコラボライン「UniqloU(ユニクロユー)」がスタート

 

ブランドについて

LEMAIRE(ルメール)では流行を追うより「一生永く着られる服」をコンセプトに掲げ、洋服のスタイルや上品さを大切にした服が製作されています。

製作にかけるこだわりは非常に強く、他ブランドのディレクターに就任している間は自身のブランドは停止するほど。

 

シンプルでありながら襟の形ひとつ見てもこだわりが見られ、その信念は作品を見ればよく伝わってきます。

毎シーズン発表されるコレクションは、知的で洗練されたエレガンスにあふれ、機能性も兼ね備えた実用的なアイテムが揃います。

 

また、ルメールにとってユニクロとのコラボレーションも大きな出来事でした。

 

世界トップクラスのデザイン性をもつルメールと、コストパフォーマンスが高く世界的にも人気のある「ユニクロ」のコラボレーションは、発売当日には大行列ができるほどの話題に。

 

ルメールらしい機能的でコンテンポラリーなデザインを手ごろな価格で楽しめるとあって、今でも続く人気のシリーズ。

ユニクロとのコラボレーションをきっかけに、ルメールを知らなかった客層にもその名が知られるようになりました。

 

LEMAIRE(ルメール)服の特徴

計算し尽くされたデザイン

LEMAIRE(ルメール)では襟、袖、身頃の形や長さが着たときにどのようなフォルムになるか緻密に計算されています。

ベーシックでありながら絶妙なボリューム感を有していて優雅さも感じられます。

 

動きやすさを追及した仕立ても一つの特徴で、ゆったりとしてしながら知的な印象を与えます。

そこには、上質な素材感と徹底したパターンへのこだわりを感じます。

 

シンプルでありながら静かな存在感

ベーシックさにボリュームや現代的なカッティングを加え、一つ一つのアイテムにLEMAIRE(ルメール)独自のセンスを集約させています。

ルメールの服の佇まいはシンプルでありながら存在感を放ち、一過性のものではなく時を経ても美しいと感じられる存在です。

 

ベーシックな色合い

LEMAIRE(ルメール)では柄物はほとんどなく、モノクロ、ベージュ、アースカラーなど、日常に溶け込む色を中心に展開されています。

肌なじみが良い色でクリーンかつ上品です。

 

手持ちの服や他ブランドの服ともなじみやすく、着回しのきく柔軟性のあるものばかり。

「一生永く着られる服」をコンセプトに掲げるブランドらしい色合いです。

 

中性的なフォルム

肩のラインの誇張、大きな襟、直線的なライン。

LEMAIRE(ルメール)では体の曲線を誇張するデザインは少なく、直線的な線を多く用いてマニッシュなスタイルを作り上げています。

 

中性的なデザインを得意とし、センス良く着る人が持つ個性を引き立てます。

 

LEMAIRE(ルメール)を購入できるオンラインショップ

LEMAIRE(ルメール)公式サイト

最新コレクションのアイテムと映像を見ることができます。

言語は英語かフランス語です。

 

LEMAIRE公式サイトを見る >

 

三越伊勢丹オンラインストア

商品量は少なめですが、他サイトで見つからないアイテムが見つかるかもしれないので要チェックです。

 

三越伊勢丹オンラインストアを見る >

 

SSENSE(エッセンス)

海外ファッション通販サイト・SSENSE(エッセンス)。

ラグジュアリーブランドやコンテンポラリーブランドを多数取り扱っています。

 

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MATCHESFASHION(マッチズファッション)

ロンドン発のラグジュアリーファッションブランド。

洗練されたアイテムがそろい、日本未上陸ブランドも取り扱っています。

 

MATCHESFASHION公式サイトを見る >

 

時を経ても変わらない美しさを感じる服

派手ではない存在ですが、時を経ても変わらない美しさが感じられるLEMAIRE(ルメール)。

 

ユニクロユーの服にもルメールのエッセンスが表現されています。

ユニクロユーはもちろん、本家のブランドにもぜひ興味を広げてチェックしてみてください。

 

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