着物の着付けって、完成までの工程が多くて慣れるまで大変ですよね。
少しでもラクをして、着るまでに疲れないようにしたいとたぶん誰もが考えると思います。
そこで今回は、着付けが少しでも簡単になるアイテムをご紹介します。
便利アイテムを使うことで着付けが簡単になったり、着物を着ることが気楽になったり、着た後の洗濯がラクになったりと重宝するアイテムばかりです。
目次
着付ける前の準備編
半衿テープ
着付ける前の準備段階で一番手間取るのが半衿付けです。
長襦袢の衿に半衿を縫い付けるのが一般的ですが、半衿テープを使えば針や糸を使わずに半衿を装着できるので大きく時短できます。
かんたん半衿
ピンでつけられる半衿もあります。
あらかじめ長襦袢に半衿を付けておいて、その上からかんたん半衿をピンで固定しかぶせて使います。
長襦袢に縫い付けた半衿は汚れないのでずっとつけっぱなしでOK。
かんたん半衿だけを付け外すだけでいいので、装着や洗う手間が減り便利です。
着付け編
ワンピース型インナー
着物を着付ける際には、まず肌襦袢を着るのですが、ユニクロなどで売ってるワンピースタイプのインナーでいいです。
簡単に着られてラクですし、たまに衣紋から肌襦袢が見えてしまっている方がいてすごく残念なので、そういったミスをなくす意味でもワンピースタイプのインナーを推奨します。
洗える長襦袢
着物に比べ汚れやすい長襦袢は洗える素材のものを選んだほうが手間が減りおすすめです。
正絹の肌ざわりはとても気持ちがよいのですが、自宅では洗えないのでクリーニングに出さないと不潔になります。
今では素材も進化しており、化繊でも気持ちのいいものはたくさんあります。
滑らかな化繊であれば東レ シルック、その他に麻や綿の長襦袢も洗えます。
麻の長襦袢は肌ざわりがさらりとしていて、とても快適ですよ。
私は夏以外でも着ています。
正絹と洗える素材の長襦袢両方を持ち、使い分けるのがベストですね。
へちま帯枕
着物を着ると疲れると言われるのは、着物というより帯の問題が大きいです。
洋服だと腰回りに何かをぐるぐると巻いて、背中に固いものを当てたまま歩くことがないので慣れていないのです。
背筋が伸びるので良いことなのですが、どうしても疲れる、もっと気楽に着物を着たいという方におすすめなのがへちま素材の帯枕です。
軽くて通常の帯枕より柔らかいので、背中がビシッと伸びすぎず気楽に過ごせます。
へちま帯枕は通常の枕の高さより低いので、帯の高さを出して若々しく見せたい方には不向きです。
楽ちんさを追求するならおすすめです。
半巾帯
そもそも帯枕を使わなければ、帯結びの工程が減って着付けが簡単になり、もっとラクでいられます。
そこで活躍するのが半巾帯や兵児帯ですね。
半巾帯や兵児帯であれば、帯揚げ・帯締めの手間が省けます。
(帯締めは飾りでつけることもあります。)
半巾帯は浴衣だけでなく着物にももちろん使えて、デザインのバリエーションが豊富です。
兵児帯
兵児帯は元々子ども向けの帯でしたが、最近はボリュームを出して可愛らしく使いこなす方が増えました。
柄や素材など大人向けの兵児帯が増えてますので、活用すれば名古屋帯や袋帯を結ぶよりはるかに簡単でラクに過ごせます。
着付けが簡単になるアイテムを使って、どんどんラクにしましょう!
着付けが簡単になるアイテムを使うことで着物を着ることが気楽になるので、着物を着ることへのハードルを下げることができます。
着た後の洗濯に関しても地味ではありますが、洗うのが大変だと着ること自体が億劫になってくるので、少しでもラクになりそうなものを選ぶことは大事なことです。
これから着物を着たい、着物を着る回数をもっと増やしたいという方は、これらのアイテムを活用して着物をさらに楽しんでくださいね。