【簡単!帯締めの基本の結び方】コツは完成形を覚えること

着物のコーディネートのポイントとして人からも注目されやすい「帯締め」。

しかし、「結び目がねじれる」「結び方を習ったけどすぐ忘れてしまう」といった悩みが多い部分でもあります。

 

実は、帯締めを結んだときの完成形をしっかりイメージできれば上手に結べるようになります。

今回は帯締めの結び方の流れとコツをご紹介します。

 

着物と帯を着付ける

まず、帯締めを締める最終段階まで着付けをします。

 

今回は分かりやすいように、裏表のデザインが異なる帯締めを用意しました。

黒い縁の面が「表」、金の縁の面が「裏」と思って見てください。

 

帯締めの結び方とコツ解説!

帯締めの完成形を頭にインプット

まずは、しっかり帯締めの完成した形を頭のなかに入れておきましょう。

 

帯締めの結び目の形は片方はカーブを描き、もう片方はタテにまっすぐ配置されています。

自分の体に対して、右側にカーブ、左側にタテがきます。

 

 

そして、カーブは帯締めの「表」面、タテは「裏」面を向いています。

このことを忘れず結んでいきます。

 

帯締めを交差する

では、帯締めを結んでいきます。

 

まず、帯締めを左右の長さを合わせて重ねます。

このとき、左が上になるように重ねましょう。

 

「着物の衿の重ねと同じ」と覚えれば忘れにくいですよ。

 

帯締めを交差させます。

二回ぐらい帯締めを前に伸ばして、しっかり引き締めます。

 

このとき、上に向いた帯締めが裏面になっていることを確認しましょう。

(写真で金縁になっている部分。)

全部表面を向いていると結んだときねじれてしまいますので注意です。

 

帯締めを引き締めたら、交差したポイントをしっかり自分の指で押さえます。

この押さえが弱いと、ゆるい仕上がりになってしまうのでしっかり押さえてください。

 

帯締めを結ぶ

右手に持っている帯締めを丸くカーブさせて交差しているポイントに重ねます。

押さえてた指でカーブさせた帯締めも押さえましょう。

 

次に、左手に持っている帯締めを顔に向かってタテに向かせます。

 

タテに向かわせた帯締めは裏面になっているはずですので、必ず確認しましょう。

 

そのまま、タテに向かわせた帯締めをカーブの輪のなかへ入れます。

 

輪の中に入れたら、押さえているポイントがゆるまないように慎重に両方の帯締めを引っ張っていきます。

 

これで、帯締めの結び目が完成です。

帯締めを締める力の加減でタテが斜めになっているときもあるので、少しずらしながら調整しましょう。

 

帯締めの余りを挟む

結び目ができたら、帯締めの余りを帯周りの帯締めに挟みます。

 

脇あたりで帯締めの房が上向きになるように上から差し込みます。

房が下向きにならないよう気をつけましょう。

 

帯締めがきれいに重なっていることを確認したら、これで完成です。

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帯締めは完成形を覚えればむずかしくない!

帯締めは完成形をイメージし、帯締めの表・裏を意識して結んでいけば意外にむずかしくありません。

 

着付けているときに結び目の右側がカーブして帯締めの表面を見せる、結び目の左側がタテになって帯締めの裏面を見せるというのがポイントです。

このポイントを忘れずに、写真を見ながらぜひ練習してみてくださいね。

 

その他、着付けでお悩みのことがあれば着付け教室に参加してみることをおすすめします。

今では着付け無料体験を実施している着付け教室もありますので、お金をあまりかけずにしっかり習うことができますよ。

 

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